社会福祉士試験に合格したあと、私の生活は大きく変わりました。
今回は、資格取得までの道のりと、その後の妊活・出産までのリアルな流れを、時系列で振り返ります。
同じように資格や家族のことで悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
社会福祉士を目指したきっかけと最初の受験
私が社会福祉士を目指したのは、大学で福祉を専攻していたからです。
両親が共働きだったため、幼い頃は祖父母に育てられ、一緒に寝るのも当たり前。
身近で一番親しみを感じる存在が高齢者だったことから、自然と福祉の道に進みました。
大学では必修科目と実習を終えれば、国家試験の受験資格が得られます。
初めての受験は大学4年生のときでしたが、その頃すでに介護職としての就職先が決まっており、資格は必須ではありませんでした。
そのため受験へのモチベーションは低く、結果は不合格。
社会人になってからも、受験したりしなかったり。
仕事に直結しないこともあり、勉強はテキストを買って時々開く程度で、いわゆる“記念受験”のような形で終わることもありました。
中には合格点まであと1〜2点という悔しい結果もありましたが、本気で取りに行く気持ちはまだ芽生えていませんでした。
第一子の不妊治療と受験休止
結婚当初は「自然と妊娠できるだろう」と思い込んでいました。
生理日をアプリに記録し、排卵予測に合わせてタイミングを取ることもありましたが、夫の仕事が不規則で飲み会も多く、毎回ベストなタイミングを取れるわけではありませんでした。
気づけば1年が経過。
ネットで「1年間自然妊娠しなければ不妊とされる」という定義を知り、自分たちもその状態に当てはまると認識しました。
そこで、思い切ってクリニックを受診することにしました。
振り返ると、社会福祉士試験は2019年頃の受験が最後で、2020年以降は受験していません。
治療中に意図的に受験を休んだわけではありませんが、コロナ禍で生活が大きく変わり、試験から自然と距離を置く期間になっていました。
検査の結果、男性不妊が原因と分かりましたが、私自身も年齢的に妊娠しにくい可能性を意識していました。
AMH検査では実年齢より高めの数値が出ており、その結果も背中を押して「できることは全部やってみよう」と決意。
体を冷やさない温活、葉酸やビタミンDのサプリ、歯の噛み合わせ治療など、あらゆることに取り組みました。
夫にも生活改善や治療に協力してもらい、二人三脚で妊娠を目指した時期でした。
育休中の再挑戦と合格
育休中、「工夫次第で勉強時間は確保できる」と思ったことが、再び社会福祉士試験に挑戦するきっかけでした。
すぐに転職するつもりはありませんでしたが、育休後の仕事復帰について考える時間が増え、資格を持っていれば将来的な職業選択の幅が広がると感じたのです。
出産前に夫の実家近くへ引っ越し、戸建てを購入したことで、職場までの通勤時間は片道1時間半以上に。
復帰後は往復3時間以上の通勤に加え、保育園の送迎や時短勤務をこなす生活を想像すると、現実的ではないと感じました。
フルタイム勤務を続ける自信も持てず、「今のうちに将来の選択肢を増やしておきたい」という思いが強まりました。
勉強時間は、子どもの昼寝中をフル活用。
家事は家電に頼り、食洗機・ドラム式洗濯乾燥機・ロボット掃除機をフル稼働。
食事はお惣菜の日もあれば、夫が作ってくれる日も多く、家族の協力に支えられました。
自己採点では不合格だと思っていたため、合格通知が届いたときは本当に驚きました。
大学の学費を支えてくれた両親に、ようやく恩返しができたような気持ちになり、胸がいっぱいになりました。
第一子妊娠(高齢出産)と第二子自然妊娠
第一子の妊娠時
- 妊娠線を防ぐため、できるときにこまめに保湿
- 会陰マッサージを実施
- 妊娠糖尿病と診断され、食事管理を続けるもストレス大
- 食後高血糖が続き、最終的にインスリン注射を打ちながら好きな物も食べるように
- 20週で切迫早産となり自宅安静
- 上司に相談し完全在宅ワークへ切り替え、営業から事務中心の業務に調整
第二子自然妊娠について
- 第一子の不妊治療時に胚を凍結していたが、更新料や距離の問題で破棄
- 第一子が1歳になり歩き始め、成長の早さに嬉しさと寂しさを感じる
- 「もう一度赤ちゃんを抱っこしたい」という気持ちが芽生える
- 夫に不妊治療再開を相談するも反対される
- アプリの排卵予測日を参考に前日にタイミングを取ったところ、まさかの自然妊娠
同じ境遇の人へのメッセージ
妊活に挑戦している方へ
- 自己流で1年続けるより、3回試してダメならすぐ専門医へ
- 男性不妊が分かった時点で顕微授精を選んでいれば、もっと早く授かれたかもしれない
- 実績のあるクリニックを選ぶことが妊娠への近道になる可能性大
資格取得に挑戦している方へ
- 最初に学習スケジュールを立て、それに沿って進める
- 満点は不要。周囲が解ける問題を落とさないよう過去問中心に繰り返す
- モチベーションが下がったら無理せず気分転換やリフレッシュを思う存分する
- 気持ちが整ったら得意分野から再開し、徐々に苦手分野へ
- 新しい問題よりも、一度解いた問題の復習が知識定着に効果的
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