【30代半ばからの妊活】自己流1年~顕微授精で授かった私の体験談

妊活

妊活の始まり

結婚後すぐに妊活を始めました。
当時、私は30代半ば。
年齢的な焦りもあり、少しでも早く授かりたい気持ちでいっぱいでした。

最初の1年は、排卵日予測アプリを使って自己流でタイミングをとっていましたが、結果は出ませんでした。
仕事の忙しさや、夫との生活リズムの違いもあり、「毎月リセット」のたびに落ち込む日々でした。


専門クリニックでの検査とタイミング指導

「このままでは難しいかも」と思い、1年を過ぎた頃に不妊専門クリニックを受診しました。
最初に受けたのは、AMH(卵巣年齢)やホルモン検査、超音波、フーナーテスト、通水検査、精液検査など。

検査を終えてからは、医師の指導のもとでタイミング療法を再開しました。
一度、妊娠反応が出たものの、残念ながら初期流産となってしまいました。ショックは大きく、「どうして自分だけ」と思うこともありました。


ステップアップと転院

その後、しばらくは通院をお休みして自己流で続けましたが、再び妊娠することはできませんでした。
再挑戦を決意し、別のクリニックへ転院。
人工授精を2回行いましたが、結果は陰性。
3回目は精子の状態が思わしくなく、実施を見送りました。
医師と相談のうえ、顕微授精(ICSI)にステップアップしました。


顕微授精での採卵・移植

1回目の採卵では2個採卵でき、新鮮胚を移植しましたが陰性。
2回目の採卵でより質の良い卵が採れ、凍結胚移植に挑戦。
凍結していた中で最もグレードが高かった「BA」の胚を移植した周期で、ようやく陽性反応が出ました。

「やっとここまで来られた」と、嬉しさと信じられない気持ちが入り混じっていました。


不妊治療を通して感じたこと

治療を始めたばかりの頃は、うまくいかないたびに自分を責めていました。
「努力が足りないのかな」「何がいけないんだろう」と。

でも、今振り返ると、結果を急がず、自分の体と心を大切にすることが一番の近道だったように思います。
治療を頑張ることと、自分を追い詰めることは違う。
焦る気持ちを抱えながらも、「今日は少し休もう」と思える余裕を持てるようになってから、気持ちも前向きに変わりました。


まとめ

不妊治療は、「頑張っても結果が出ない」ことの連続です。
けれど、その経験があったからこそ、妊娠がわかった瞬間の喜びや感謝の気持ちは、何倍にも大きく感じられました。

もし今、不妊治療に向き合っている方がいたら、
「あなたはもう十分頑張っている」と伝えたいです。

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